鍋島焼の伝統技法のひとつ、鍋島青磁の表現を応用し、新たに開発した畑萬独自の表現技法、Moist モイスト。
しっとりとしたマットな質感は、つい触りたくなる何とも言えない心地よい感触を楽しませてくれます。薄緑色の柔らかな風合いも魅力。
三階松は家紋として使われている松紋の一種で、その名の通り、松の木をモチーフとした紋様です。松はマツ科の針葉樹であり、常緑で冬に雪や霜にさらされてもその緑の葉を保つ事から、古来より不老長寿の象徴として、尊ばれてきました。
松の木には神霊が降り宿ると古くから言い伝えられており、正月に門松として用いられるのはそういった謂れ(神霊が降り宿るのを待つという意味)があると言い伝えられてきました。
春を「待つ」・神霊を「待つ」・また古代中国の松にまつわるエピソードから、好機に目的を達するため、時が来るのを「待つ」など、松の木は「待つ」という精神性の象徴とも謂れています。
サイズ:W195 D83 H13 mm
[鍋島青磁について]
鍋島青磁とは、大川内山で採掘さた良質な青磁鉱を原料に、門外不出の秘伝調合によって生み出された、緑に発色する希少な釉薬のこと。厚くかかった部分は色濃く、薄くかかった部分は下地の影響で薄緑色になるため、このコントラストの差によって器の中に幅広いグラデーションを生み出し、奥行き感を引き立たせる鍋島焼の伝統技法のひとつです。
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